フリーランスのエンジニアとして独立して生計を立てていくためには、会社員とは異なるスキルセットが求められる。
もちろん、エンジニアに求められる必要最低限のプログラミングスキルなどは備えていなければならない。フリーランスは、ここにコミュニケーションスキルやプレゼンテーションスキルなども加わってくる。
というのも、フリーランスのエンジニアになると、会社員のときは営業担当者がすべてやってくれていたクライアントとのやり取りを、すべて自分一人でこなさなければならないためだ。
クライアントに自分の能力をアピールして案件を獲得するには、高度なプレゼンテーションスキルが必要だろう。また、クライアントのニーズを踏まえてシステムを開発するには、優れたコミュニケーションスキルも求められる。
そして、こうしたスキル以外にも、フリーランスのエンジニアには基本的な会計スキルも欠かせない。前述の通り、フリーランスになるとすべて一人でこなす必要が出てくるからだ。
個人事業主としてやっていくには、収入や費用を仕分けして記帳して毎年間違いなく申告しなければならない。
余裕があれば、会計士や税理士といったプロフェッショナルに一任してしまう手もある。だが、一任するには高い費用がかかるため、できれば自分でこなせるようになっておきたいところだ。
フリーランス向けの会計関係の書籍を読めば基本的な知識は身につけられるため、まずは独学してみることをおすすめする。